2010年9月22日 水曜日

もうひとつのストーリー

ありがとうの乾杯
ありがとうの乾杯

 

 朝の公園を歩いていたら、水辺を赤とんぼが飛んでいた。やわらかい陽射し。風がだいぶ涼しくなった。

 

 春からはじまったこの連載も、夏が過ぎ秋を迎え、残念ながら今回で終了。毎回楽しく自由に書かせていただいた感謝を込め、最後はこのお話で私の玉手箱の蓋を閉めたいと思う。

 

 rat&sheepには定点観測をするように、毎週いらっしゃるお客様がいる。週替わりのメニューを楽しみにされているのも勿論だが、お休みの前日とか、学校帰りとか、一週間のサイクルに上手にポイントを作り、生活を楽しんでいる姿はこちらも励みになる。やはりそれぞれ色々なことがあり、元気いっぱい笑顔の報告も、うつむき加減のつぶやきも、カウンター越しに聞く。そんな時、もしかしたらお客様にとってrat&sheepは「もうひとつのストーリー」になっているのかもしれないと思う。

 

 枕元にある読みかけの本のように、日常のすぐ側にあり同じ季節を共に進む、もうひとつのストーリー。

 

 行きつけのカフェに限らず、人が生きていくにはお話の力が必要だ。それは自分と他者とのつながり、あるいは個の内にも外にも、まだ見ぬ世界が広がる可能性を表す。

 

 それはフィクションでも、歴史でも、星座でも、虫でも、スポーツでもいい。

 

 心が静かになりぐっと入り込むような世界があれば毎日はもっと楽しい。

 

 今日はどんな出会いがあり、どんなストーリーが生まれるか。rat&sheep本日も営業。

 

(夜カフェ「rat&sheep」共同経営者)

執筆者:國吉真寿美 | 話の玉手箱コメント (0)

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2010年9月8日 水曜日

フードと風土

執筆者:今木ともこ | 話の玉手箱コメント (0)

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