2010年5月26日 水曜日
鼠と羊
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| 初期の村上春樹の物語には鼠と羊が出てくるよ。ぜひ読んでみてね |
初めて来店したお客様に、店名の由来をよく聞かれる。
「rat&sheep.ねずみと、ひつじ・・・?」
飲食店に鼠とはこれ如何なものか・・・最初はまわりに反対されたらしい。が、店主はこれを通した。
鼠と羊は、子と未。
経営する私たち二人の干支である。
「mouse」ではなく「rat」なのは音の響きが良かったのと、アナグラム(※)にすると「art」になるからだという。店主ことタイラジュンは写真家としての顔を持ち、写真雑誌「LP」を親友の松本氏と季刊で作っている。
それもあって名前の通りアート関係の話が集まる店になったが、それ以外のきっかけで来店するお客様ももちろんたくさんいらっしゃるので近所のおじちゃんも、第一線で活躍中の作家さんも一緒に寛いでいる夜があったりしてなんだか楽しい。
見るからに歩幅が違う二匹が、一緒に歩くのはやはり大変である。鼠はくるくる回転し、羊はよく迷う。ひとつの場所を目標に、お互い思い合って行かなければならない。
ただもし違う干支同士だったら、と想像すると「鼠と羊」アンバランスながらなかなか似合いの二匹だと思うが、どうだろう。
(夜カフェ「rat&sheep」共同経営者)
※アナグラム=言葉のつづりの順番を変えて別の語や文を作る遊びのこと