2007年4月3日 火曜日
「写真」の力
![]() |
|
イベントの最後に「沖縄と写真について」語りあった写真家のみなさん。左から、垂見健吾氏、山田實氏、東松照明氏、椎名誠氏。(撮影=嘉納辰彦)
|
「写真のどんなところに魅力を感じますか?」―これは、3月17日に那覇の桜坂劇場で行われた、美ら島フォトミュージアム設立委員会プレゼンツによる、写真と音楽の異種格闘技「第0回琉球フォトセッション」の観客へのアンケートに書かれていた質問のひとつでした。「写真の魅力ってなんだろう?」。私は、あらためてはたと考え込みました。瞬間をとどめておけること。記録に残せること。撮る人にとっては、自分が目で見て感じたものを他の人に伝え、共有できること。見る人にとっては、自分が見たことのない風景、体験したことのないものを感じられること。……たくさんの魅力が「写真」にはありますが、私の中でふっと思い浮かんだのは「光を映せること」でした。普段は意識しませんが、私たちは目に見えるものすべて、光の反射で、その色、形を認識しています。写真はその「光」の存在をはっきり映し出します。その対照である「闇」とともに。
亜熱帯の沖縄は、日本のどんな場所よりも日差しが強い、「光」の力がある場所です。強い光は同時に濃い影という闇も作ります。そうした陰影は「沖縄」を映した素晴らしい写真たちに、くっきりと刻まれていました。音楽と写真が融合した今回のイベントは、沖縄の「写真」が驚くほど深い感動を呼ぶことを実感させる、凄いものでした。「美ら島フォトミュージアム」の建立計画とともに、このイベントの発展を応援し続けたいと思います。

コメント by 比嘉 — 2007年4月11日 水曜日 @ 6:50 pm
「写真の魅力ってなんだろう?」というのはすごく良い質問ですね。
深く考えた事がなかったので、思わず「うーん」となってしまいました。